1962 Gretsch 6120

一般的に扱いづらいと言われるGretsch 6120だが、一度手にするとその魅力に惹きこまれていく。フルアコのボディにグレッチ特有のサウンドがよく響き、これまた独特なフィルタートロンピックアップによる出音も、他のギターでは表現できない魅力あるものとなっている。またこのクールなルックスに惹き込まれる人も多いだろう。

フィルタートロンピックアップの抵抗値はハムバッカーとシングルコイルのちょうど中間辺りだと言われている。グレッチのボディにフィルタートロンという組み合わせは奇跡的だっただろう。おそらくギブソンハムバッカーを搭載すると、何とも微妙な音色になるだろう(あくまで憶測であるが)。

カントリーやロカビリー、ロックンロールといったジャンルで愛用されており、今でも50年代の音楽を好むミュージシャンに特に愛用されている印象だ。動画の演奏もエルビス・プレスリーのミステリートレイン風の演奏から始まっている。サステインが短めな小気味良く跳ねた音とギャロッピング奏法が非常によくマッチしている。

1962 Gretsch 6120

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